こころとからだの心理学 vol.3 第四世代のマインドフルネス

「こころとからだの心理学」シリーズ7の
vol.2   カウンセリング現場の実際 からの続きです。

こころとからだの心理学 vol.3

第四世代のマインドフルネス

お笑いの世界では、第七世代と呼ばれる世代があるそうですね。ちなみに私は千鳥の大吾くんがツボなのですが、彼らは第七世代なのでしょうか。わかりませんが、実は心理学にも、第4世代(5という人もいます)と呼ばれる新しい心理学の分野があります。

「生きている身体」を扱う分野だったり、禅的な生き方に近いマインドフルネスの分野です。身体心理学やソマティック心理学という分野の発展や、ポリヴェーガル理論という考えが、トラウマ治療へのニーズに伴って浸透してきている世代とも言えるでしょう。マインドフルネスという考えや手法が一気にメディアによって広げられ、ビジネス分野や美容分野でも受け入れられたことも大きかったと思います。

マインドフルネスというのは、西洋が発祥のように思われますが、実は東洋に起源(オリジナル)があります。東洋の禅の修行や瞑想技法から、宗教性をのぞいた手法がマインドフルネスと呼ばれ、一般的な言葉になったものなのです。つまり戦後の日本人にとっては、漢字だと胡散臭いと思われがちだったものがいったん輸出され、カタカナになって帰ってきたら何だか凄いものになったような錯覚を起こし、大歓迎しているというような感じでしょうか。

ただ、それらビジネスや美容感覚に近いマインドフルネスというものは、瞑想の習慣を一般化するのに一役買ってはいますが、「~のためのマインドフルネス」などというように、何かの目的を叶えるための手段になっていて、東洋が発祥の瞑想性からは離れてしまっているのが事実です。

そもそも、瞑想から宗教性を除く必要はあったのでしょうか。宗教性というものの認識から考え直してみる必要がありそうです。

vol.4 こころの周辺にある「からだ性」と「瞑想や宗教」 へ続きます。

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