宝物のことば

が子育てカウンセリングなどしてよいものか。

そんな問いかけを、私の唯一無二の先生に投げかけました。

 

「自分の家族を大事にできているかどうか自信のない私が、

人の家族の相談に乗っていていいのでしょうか。

集団にもなじめない、どんな組織にも属せない。

みんなが何か一つのことを信じたり

徒党を組んでいるのを見ると

いつも自分は一人だと感じる。

そんな自分にまったく自信がないし、前に進めそうにないときがある。

でも私は、本当に生きたいんです。うその人生なんて嫌なんです!」

 

と切実に涙ながらに訴えました。

ハートからの叫びだったように思います。

 

「どこにも属せないのは祝福。

自分もそうだった。

誰にも教えを請わないで、

どの組織にも属さずに来た。

誰かに教えを乞うたり

誰かに教えを伝えようと弟子をとる気も全く思ったことがない。

誰の中にもある、一人一流を探求していく道。

 

我が子は最大のミステリー。

人の子どものことがよくわかって、

自分の子どもがさっぱり分からないのは、

一番学び合える子が自分のところに来ているから。

 

自信がないのは、ないままでよい。

自信は、なくすためにあるもの。

 

綺麗ごとや傲慢さを生きるより、どれだけすばらしいか。

綺麗ごとからは何も生まれない。

 

生の、その姿を生きていくことが

どれだけ人の励みになるか。

 

子どものことを仕事にしつづけなさい。

未知のところにボールを投げることに集中すればよい。

それだけでいい。

投げたボールは、宇宙にゆだねて

誰のものでもなく、みんなのものになる。」

 

2015.2 メモより

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