生と死はつながっている。
危機と安心も。清濁も。私とあなたも。それらは分けられないものでつながっている。
最近は、虐待や生死に関わることに面ししていたり、深刻で急な出来事に出会った子どもたちの支援に入ることが続いていました。
深刻さの中に、深刻でないものがあります。辛さ、だけでは単独で存在できないとも感じます。どんな状況でも、今この瞬間には、何も深刻なことなど起こっていないことだらけです。
オセロをひっくり返すように現実は、いかようにも変わっていきます。それも、連鎖にて。
さて。「一見、深刻」そんな仕事が続いた日々でしたが、応急処置という意味のあるファーストエイドは、私たち心理職の場合は、「サイコロジカルファーストエイド(PFA)」と言います。
緊急で入る応急処置によって、その後に深刻なトラウマにならないよう支援に入っています。
心理的なファーストエイドで大切なことをまとめてみました。
・安心感と安全感でホールドしていくこと
・語ること、語らないことを尊重する姿勢
・信頼で見守る目線
・適度な距離、必要で可能な人なら手で触れること
・今ここに戻るため、五感を使って身体に戻す
・具体的な”もの”の準備(毛布や水、アイスノン、ぬいぐるみ、折り紙など)
・リソース(自分の中の資源)、レジリエンス(回復力)を身体感覚で感じること、ニーズを感じて伝えて叶えてもらうこと
・つながり、所属を切らさない
・私たち支援者自身の在り方とセルフケア
私たちが快適であること、大人が快適でいることで、子どもたちは栄養をもらえます。
どうぞ、支援者の方も健やかで。
交感神経が優位の時、吸う息があがってしまい、吐く息が浅くなってしまいます。
ゆっくりというのは状況によっては難しいですが、無理やりでも呼吸をゆっくりすることから。
形から入るの、時にすごく大事です。
さて。ここ数日は、秋晴れ
風の強い日が続いていますね。
とっても新しい感覚。
この風は、私たちをどこまで連れて行ってくれるのでしょう。
失うことを経験していると、手にした途端の幸せが怖くて、幸せになることが怖かったりするけれど
幸せになるんじゃなくて、今すでに幸せだという感覚をじわじわと染み渡るに任せて、力を抜いていくだけ。
さぁさぁ。快適さは、今すぐどこでも誰にでも。